文学に表れた電話を系統的にたどるため、文学全集をはじめ多くの文学作品のページをくってみると、当初は財産的色彩の強かった電話が、しだいに社会・一般の人たちの間にとけこむ過程が浮きぼりになってくる。
また、電話そのものに関する文学者ならではの描写、電話をかける楽しさ、といったものも、作品のなかにしばしば表れる。
電話が初めて文学へ登場したのは、私の知るかぎりでは斎藤緑雨の『あられ酒』です。
この作品は、東京と横浜に電話が出現して7年後の明治30年に発表されています。
文学と言えば、今ではエーユー 大和などの携帯電話で手軽に読めますね。便利になったものです。